香水の歴史/香水情報サイト

香水の歴史

香りの始まり
古代の人々は宗教的な儀式やお祭りなどで香りの良い草木を焚いていました。
この香る煙はラテン語でperfumum(ペルフムーム)と呼ばれ、これが今のperfume(パルファン)の語源だと言われています。
宗教の儀式においては、儀式の生贄となる動物の臭いを消したり、神に捧げる
食物に香りをつけたり、司祭の身体に香りをつけるなどして用いられていたと考えられています。また、香料の持つその防腐・殺菌作用からミイラの製造にも使われています。

紀元前25〜24世紀のエジプト、第5王朝期の遺跡から香炉と思われるものが
見つかっていることから、この頃が香りの歴史の始まりだと考えられています。
また、紀元前1500年頃には医療に香りを焚いて用いられたという記録があり、
現在のアロマテラピーの源だと考えられます。

現在の香水へ
12世紀頃の南フランスの町グラースが現在の香水の始まりの地です。当時の
グラースは皮革製造の中心地として繁栄していました。皮革製品に用いられる
なめし革の臭いを消すために香りをしみ込ませるという方法で、香料が用いられていました。

13世紀にアラビアでアルコールの製造法が発見され、14世紀になってからアルコールが香料に用いられるようになりました。この最初のアルコールベースの香水がハンガリー王妃のために作られたハンガリーウォーターです。それまでは、油脂で香料を溶かしていましたが、アルコールが用いられるようになってから微妙な香りの表現が可能となりました。

16世紀に、イタリアのドミニカ会修道士が香料製造用のアトリエを開設しました。香料は上流階級の人々の間で広まり、化粧水や石鹸にも香料が用いられる
ようになりました。フランスではこの当時当時の人々は入浴の習慣がなく、体臭を消すためにも広く発展していきました。

世界初の香水店
イタリアからフィレンツェの大富豪であるメディチ家のカトリーナ・デ・メディチがフランスのアンリ2世に嫁ぐときに調香師も一緒に連れて行きました。これによりイタリアの香水製造の技術がフランスに伝わり、パリに初めての香水店がオープンします。
18世紀には不況のため、皮革製造の町グラースでは皮革製造業が衰退していきました。しかし、皮革製品の臭い消しとして用いた香料関連の技術を生かして、19世紀にはグラースは香料工業の町として転換し発展していきます。グラース周辺の温暖な気候とすぐれた土質から四季を通じて香料の原料となる植物に恵まれ、現在でもグラースは香料産業の中心地として世界の香料会社が集まり、多くの調香師を排出しています。

1789年に始まるフランス革命と、英国に始まる産業革命により、香水は上流階級のものから一般へと広く開放されました。また、合成香料も作られるようになり、香水の大量生産が可能となります。1828年には“ゲラン”が開店、その後、服飾店でも香水を扱うようになり、多くの香水店がオープンしました。



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